鉄血紅安

中国で連日放送されているという抗日ドラマ。その新作として「鉄血紅安」が放送されているのですが、飛行機の翼にしがみつき爆弾を落とすシーンが放送され「荒唐無稽な内容だ」と批判の声が寄せられているといいます。

現在中国国営CCTVで放送されているドラマ「鉄血紅安」。先日放送されたものに飛行機にしがみついて籠に入った爆弾(手榴弾)を落とし敵を壊滅に導くというシーンがあり、またも荒唐無稽な演出が行われたと中国メディアが報じているそうです。

トンデモ抗日戦争ドラマに新作登場、「ありえない!」と批判...:レコードチャイナ

この報道について製作側は「敵から奪った奪った飛行機を使って爆撃したのは史実」と主張しているのですが、ネットでは「ありえない」という声が多く寄せられているとしています。

▼鉄血紅安 問題のシーン


ドラマ自体は抗日ドラマなのですが、問題のシーンは共産党と国民党の戦闘シーンのようです。

中国で制作されているドラマ、特に反日ドラマについて国内外でもワイヤーアクションやCGを多様した演出に批判の声が上がっています。そうした声を受け習近平主席も「歴史に基づかないドラマが多すぎる」などと中国作家協会のトップに話したなどと報じられたことがあります。

最近では中国政府が国内のメディアを統制しドラマの内容に規制を設けている機関、国家新聞出版広電総局が正しい歴史に基づいた内容にしなければならないとテレビ局に通達を出しており、この手の荒唐無稽なドラマは消えつつあるとされています。(参考