ガソリンスタンド

最近の原油価格の下落に伴いガソリン価格が徐々に下がりつつある傾向がありますが、この価格について中国国営放送は日本のガソリン価格が異常だとするような報道を行っていたそうです。

これは中国国営、中国中央テレビ(CCTV)は12月17日、番組内でガソリン価格に関する報道が行われたようです。

日本のガソリン価格を紹介した中国国営テレビに「小日本より...:レコードチャイナ

報道を紹介した中国版ツイッターによると、日本のガソリン価格として2014年4月には1リットルあたり170円を超える地域があったものの、原油価格の下落に伴い現在は下落傾向が見られるとしています。しかし、原油価格が4割も下落しているのに対しガソリン価格は1割程度の150円前後を“いまだに”維持していると報じられていたそうです。

私達が購入するガソリン価格については円安や精製の高いガソリンが残っている為など様々な理由から現在の価格になっているとされているのですが、一方で他国は既に2割以上価格が下がっているらしく国際的に見ても日本の高止まりしているガソリン価格は「目立つ価格」だとしています。

しかし、この内容に不満を訴えているのはむしろ中国人です。中国ではレギュラーガソリンが1リットルあたり125円で販売されており日本より30円あまり安いものの中国人と日本人の平均年収は異なっており、中国のガソリンは割高であると主張しているそうです。

この報道について中国のネット掲示板には「これってあの伝説の『国内矛盾から目をそらさせる』ってやつですか?」、 「日本は原油を全部輸入に頼っているが、わが国にはあんなにもたくさんの油田があるのに、国際原油価格に価格を合わせるのか?」、 「無恥な政府の某部門や専門家が、中国のガソリン価格は高くないと言い出しそうで怖い」 など不満の声が寄せられているそうです。


確かに原油価格とガソリン価格を見るとどうしてこの価格なのかと不思議に思ってしまいますよね。過去には1リットル110円前後で販売されていたこともあるのですが、いつの日か「あの時代」が再びやってくることがあるのでしょうか。