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SpaceXやテスラなどの創業者でありCEOのイーロン・マスク氏は最高速度1220km/hという音速に近い速度で移動可能な次世代の乗り物について、テキサス州に実験線を建設することが明らかになりました。

アメリカ、テキサス州に5マイル(約8.047km)の実験線が建設されるのはイーロン・マスク氏らが2013年に提案した「Hyperloop(ハイパーループ)」というものです。ハイパーループ最大の特徴は少ない消費電力と旅客機を超える速度で移動可能でさらに低コストで運用できるという点になります。

時速1000キロ超の高速移動手段「ハイパーループ」の実地試験に考案者のイーロン・マスクがGOサイン - GIGAZINE

イーロン・マスク氏及び他の関連企業によるとハイパーループは従来の乗り物、例えば鉄道や車両とは全く異なる乗り物になるとしており、その速度は地上付近を760mph(1220kmh)で移動できるというものです。

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具体的には円形のチューブ内を移動する乗り物を運用するということになるのですがこのチューブ内の気圧は100パスカル(1気圧は101,325パスカル)に減圧されており空気抵抗や衝撃波、騒音がほとんど発生しないというものになっています。

実際に人が乗り込む車両は28人乗りになるとされ、700mph(1126.3km/h)の速度で走行させるのに必要な電力は僅か134hp(100kW)。チューブ上にソーラーパネルを設置することも考案されておりこれによりほとんどのエネルギーを路線で作り出すことができるとしています。
車両前方にはファンが搭載されておりこれを車両下側に排気することでエアホッケーのように浮かせ高速移動を実現します。

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当初の想定によるとロサンゼルスとサンフランシスコ間(全長610km)にかかる建設コストは75億ドル(7100億円)。建設には20年以上が必要とされ仮に想定した速度を出せた場合として0.5Gの加速度でこの間を30分で繋ぐことができるとしています。

ちなみに、真空チューブ列車に属する今回の車両について1848年イギリス国内で試験と7ヶ月間の運行が行なわれたものの従来の蒸気機関の3倍近いコストがかかったという理由で廃線となっています。 
また真空チューブ列車の問題としてはチューブの強度や真空を保持する方法、安全性、さらに駅部などの真空ではない空間との取り合い等技術的な課題が解決されていないとされています。

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