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みなさんが何気なく食べるお米。中国ではそのお米が日本の数倍の値段で売られている高級品であることはご存知でしょうか。今回は中国の富裕層を中心に広まる外国米を買う傾向について紹介していきます。

2015年1月26日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、中国人による日本産米の購入が拡大していると報じた。高値にもかかわらず大量購入するケースが増えており、背景には国産米の汚染に対する不安があるとみられている。27日付で環球網が伝えた。

Record China
海外の高価な食品、家電製品を購入する中国の富裕層。その中でも食品は中国国内でもとりわけ興味を示す分野なのですが、主食として食べられることが多い米について海外の米、特に日本米が人気であると海外メディアが報じているそうです。

理由としては中国米がカドミウムや重金属で汚染されていることを心配しており、心配のない海外の食品を購入する傾向が広まっているとのことです。その米の価格に関しては中国で売られている日本米は一般的な中国米のおよそ10倍の価格。中国で売られている日本米は1kgあたり74元(約1400円)前後となっており、日本人でもびっくりするような価格にもかかわらず海外メディアは「高価な日本米が日常品リストの仲間入りをした」などと伝えているそうです。

中国へ米の輸出

実は中国へお米を輸出することについて現在日本の農水省はこれを拡大しようと支援しています。農水省には中国へのお米の輸出についてという専用のページが設けられ、必要な手順や手続きがまとめられています。

簡単に紹介すると中国へ日本のお米を輸出するには中国側の認可が必要です。これは中国側の検査官が直接日本の精米工場に訪れ認可する流れになっており、植物検疫条件を満たせば輸出することができるとのことです。