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アメリカ連邦通信委員会は数年前に定義されていたブロードバンドという高速回線を表す言葉について速度について下り25Mbps以上、上り3Mbpsに再定義しました。

インターネットに接続する際、その通信速度の早さはbps(ビット/秒)で表されています。これは携帯電話もご家庭のインターネット回線も同じものなのですが、今回再定義されたのはこの通信速度についてです。

FCCが再定義: ブロードバンドと呼べるのは下り25Mbps以上の速度 - BusinessNewsline

過去、主にご家庭向けのインターネットについて「ブロードバンド」などと言葉を使い高速回線を謳っていたのですがアメリカの連邦通信委員会はブロードバンドといえる速度について、下り(ダウンロード)で4Mbpsから25Mbps/、上り(アップロード)で1Mbpsから3Mbps(25-3)へ再定義しました。

この再定義によりチラシ等の広告やホームページでの表現として再定義された速度を理論上出せない回線速度であれば表記の使用は禁止される事となります。(ただしアメリカに限る)

このように速度が上げられた理由としては、数年前より高画質な動画や高解像度の写真が表示されるホームページが増えており、無理なく閲覧できる回線速度が25Mbps・3Mbpsは必要であるということから再定義されたものだと思われます。

ちなみに日本では「ブロードバンドは○○Mbps以上」という定義はされていないようです。現在ではあまり聞かない言葉となりましたが、概ね下り1Mbps以上(125kB/s)以上を「ブロードバンド」という専門用語として使っているだけに過ぎないようです。
またWikipediaによると『総務省による統計では実効が50kbpsという低速なADSLの接続であっても、ブロードバンドインターネット接続として集計されている』とのことです。