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日本ではどこにでも売っていて小学生でも買うことができるペットボトル入りの飲料水。北朝鮮では現在、このペットボトルを持ちあることが富と示す象徴になっているという悲しすぎる現実が広がっているといいます。 

2015年1月6日、韓国・中央日報は、北朝鮮の市場について取材した記事の中で、「市場では生活必需品のほか、他人に富を誇示できるアイテムが人気だ」とし、中国製ミネラルウォーターのボトルを持って街を歩くのを富の象徴と考える風潮があると報じた。7日付で中国紙・環球時報(電子版)が伝えた。 

Record China
現在北朝鮮では若者を中心にミネラルウォーターを飲むという謎のブームが起こっているらしく、また一方でこのミネラルウォーター入りのペットボトルを持つことがステイタスになっているという風潮が広まっているといいます。
その他に、富のステイタスとして日本や中国、欧米では当たり前になりつつある薄型テレビ、ファッションでは短いスカート、そして盗難警報機がここ最近のベストセラーになっているとのことです。

情報がほとんど入ってこない北朝鮮の市民の生活なのですが、昨年は電動バイクが人気だとされていました。これは通勤等に使用するものではなく外国人観光客を載せたり、物品を輸送するのに使用し『金(外貨)』を稼ぐことができるという理由です。北朝鮮ではこのような営業は禁止されているのですが、新車・中古車でバイクを買ったとしても『元』を取るにはそれほど時間がかからないということで広がっているといいます。

ペットボトルやバイクのほとんどは中国製なのですが、生産国は別にしてもこれらがステイタスになるというのは世界広しとはいえ非常にレアなケースだと思われます。