ALASA

アメリカ国防総省、国防高等研究計画局ことDARPAは戦闘爆撃機を使用した新たな小型衛星打ち上げ手段として「Airborne Launch Assist Space Access program (ALASA)」のコンセプトを公開しました。

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DARPAが今月5日に発表したのはALASAという戦闘爆撃機F-15Eを使用した人工衛星の打ち上げ方法です。このコンセプトは現在F-15Eの開発元であるボーイング社により開発されているものになります。

DARPA: 新型ロケット「ALASA」のコンセプトビデオを公開 - BusinessNewsline

ALASAは従来とは異なる新しい推進システムで打ち上げが行われるとしており、今後12回に及ぶ軌道投入テストを実施したのち実証実験を行い2016年頃の運用開始を目指しているといいます。



DARPAによると、ALASAは地上高度350 kmから1400 km前後の低軌道に対し最大100ポンド(45.36kg)を投入できる能力があり、コストは1回あたり100万ドル(約1億1900万円)以下を目標にしています。飛翔体全体のスペックとしては全長7.3m、前方に4つの燃焼室があるという設計になっています。

打ち上げ方法は空中発射式になっており、これに低コストの打ち上げと打ち上げ場所の天候に左右されない柔軟な発射を可能にしています。またALASAには打ち上げに要する準備期間を24時間に抑えるという仕様条件も含まれているとのことです。

空中発射型ロケットはアメリカのオービタル・サイエンシズ社が開発したペガサスが有名で、これは一般的な旅客機を改造した母機スターゲイザーにより空中にまで運ばれます。
『低コストな運用を可能とするシステム』と当初は注目されていたものの、現在は低コストでの運用は困難になっており、1.5倍の重量を運べペガサスよりも安く打ち上げることができるミノタウルスロケットに顧客を取られているとのことです。


DARPAは他にも『XS-1』という同じ機体を使用し10日で10回の打ち上げを実施できるスペースプレーンの実用化を目指しています。求められている性能としてはスペースプレーンは低軌道に3,000~5,000ポンド(1.3~2.2トン)の重量を送ることが可能で、1回あたり打ち上げにかかる費用が500万ドル(約5億9000万円)以下に抑える必要があるとのことです。


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