CVL-22_1

米大洋大気局は潜水艇を使用した調査の結果、1951年に沈められた第二次世界大戦時の空母CVL-22 インディペンデンスをカリフォルニア沖で発見したと発表しました。

ロシア国営メディア「Sputnik」によると、第二次世界大戦後に行われたクロスロード作戦において2度の核実験に耐え1951年に沈められた空母CVL-22 インディペンデンスをカリフォルニア沖、海底800mで発見したと報じています。

記事によると、調査を行ったのは米大洋大気局(NOAA)で発見されたインディペンデンスは「構造材(竜骨)が保たれており、事実上、損傷を受けていない」などと状態を明らかにしているそうです。


空母「インディペンデンス」は1943年1月に就役したインディペンデンス級航空母艦で元は巡洋艦から設計変更され空母に生まれ変わった艦船です。数々の戦闘に参加しており戦果の1つとして、戦艦武蔵を撃沈した航空機部隊が所属していました。その後も同艦は特に被害はなく戦後を迎えています。

1946年にはビキニ環礁での原爆実験でるクロスロード作戦にて7月1日のエイブル、7月25日のベーカーの2度の核実験の目標艦とされ漏水や炎上はしたものの沈むことはありませんでした。核実験により放射能に汚染された船体は除染され本土に戻り1951年1月29日に兵器実験艦としてカリフォルニア沖に沈没しました。

▼クロスロード作戦後のインディペンデンス
CVL-22