スカイロン_1

イギリスの企業リアクション・エンジンズが開発を進めているのは旅客機のように飛び立ち宇宙に行き、滑走路に着陸するという次世代スペースプレーン「スカイロン」です。この機体について米国空軍研究所はこのプロジェクトは理論上は実行可能だとする発表を行ったようです。

スポンサーリンク
イギリスで開発されているのは大気圏内と宇宙空間を飛行できるスペースプレーン「スカイロン」です。スカイロンは大気圏内と宇宙空間では異なる燃焼を行い加速することができるという、デュアルモードで稼働する「SABRE」が2基搭載されています。

この乗り物について最近評価をおこなったのは米国空軍研究所(AFRL)です。AFRLによると、スカイロンプロジェクトについては理論的には実現可能だとしており、大きな可能性を秘めていると発表したそうです。

Независимое исследование подтвердило потенциал гибридного двигателя SABRE

▼実験段階のSABREエンジン


その中で最も困難で解決すべき問題があるのはエンジン「SABRE」です。1000度を超える高温の状態から100分の1秒でマイナス150度にまで冷やすような冷却システムの構築が必要不可欠だとしているのですが、こちらについても何とかなりそうだとの意見のようです。

スカイロンプロジェクトは民間企業が開発を行っているものなのですが、エンジンの開発は欧州宇宙機関 (ESA) も参加しており2011年4月にはイギリス政府から3億5000万ドル、2013年7月には実物のエンジン「SABRE」を製造するため6,000万ユーロの出資を行っています。



冒頭書いたようにスカイロンは、旅客機のように地上と国際宇宙ステーションが周回している軌道への行き来を可能とするスペースプレーンです。大気圏内では機内に搭載された液体水素と大気中の酸素を燃焼しマッハ5.4まで加速、その後ロケットモードに切り替え同じく機内に搭載した液体水素と酸素を燃焼させ最大速度マッハ15まで加速することができます。AFRLはエンジンの利用方法については宇宙空間でのみ有用であるとしているそうです。

地上に帰還後は2日以内にメンテナンスを終えることができるとされ、機体のほとんどを再利用可能という夢のスペースプレーンは誕生するのか。早ければ2017年にもエンジンの試作品試験が行われるとしています。

▼スカイロンの機体構造
③の赤い部分が液体水素の燃料タンク、青の④が液体酸素の燃料タンク、中央の⑤が衛星を収めるスペースになります。
スカイロン_2
スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで『ZAPZAP!』をフォローしよう!