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日本の漢字には音読みと訓読みの2つ、またそれぞれに複数の読み方がありますよね。実はこの読み方の多さについて中国人のからも驚きの声が寄せられていたといいます。

例えば「下」という漢字。小学低学年で習う漢字なのですが音読みは「カ」「ゲ」、訓読みは「した」「しも」「もと」「さ-がる」・・・など複数あります。この一覧が最近中国版ツイッターこと微博(ウェイボー)に投稿され話題を集めていたといいます。

日本の小学生はすごすぎる!漢字1006字の音読み訓読みの数に...:レコードチャイナ

レコードチャイナによるとウェイボーの投稿者は文部科学省によって定められた小学校の6年間で習う漢字1006字と、それぞれの音読み・訓読みの一覧を紹介していたといいます。これを見た中国のネットユーザーからは予想外の多さに「これは小学校も卒業できそうにない」 「前から日本語を学びたいと強く思っていたが、これを見て一気に気持ちが冷めた」 など驚きのコメントが寄せられていたそうです。

記事によると中国の漢字には基本的に1つの読み方しかないらしく、中国と同じ漢字にも関わらず複数の読み方があることに驚いたという感じのようです。

日本と中国の漢字

今回合わせて日中の漢字の差というものを紹介します。
中国で出版されている2010年「漢語大字典」によると収録されている漢字は8万5568字です。この内、国により常用漢字として定められているのは2500字、準常用漢字として1000字となっています。この2500字は小学校、1000字は中学校で習うことで「小学校の段階で一定の識字能力がつき、中学校を卒業したときには一般的な雑誌や書籍の閲読に必要な識字能力がつく」としています。

一方日本の漢字としては5万字あまりが収録された辞典が1986年に登場しており、そのうち義務教育で習う常用漢字は2136字(2010年)となっています。つまり、小中の9年間で習う漢字としては文章のそのほとんどが漢字の中国とでは1.6倍ほどの差があるということになります。