中国大雨

中国メディアによると、今月1日より中国では民間企業や個人による気象情報を発表することを禁止するという法律が公布されたと報じられています。

日本では気象庁が発表している天気図や観測データなどを独自に解析し天気予報を行う民間気象予報会社が存在しています。

これは一般のテレビや新聞の天気予報として採用されているケースが多いのですが、中国では日本の気象庁にあたる機関「中国気象局」が発表する以外の気象予報、つまり風向、風速、気温、湿度などに至っても発表してはいけないとする法律「気象予報発表・伝播管理弁法」が公布されたと報じられています。

天気予報ができるのは政府だけ!中国当局が一般人の天気予報...:レコードチャイナ

理由については中国の民間気象予報により有りもしないデマが発生し社会が混乱する可能性が高いためこのような法律が作られたと言われています。記事によると今年4月初めにも中国南部を超巨大台風が襲うというデマが問題になっていたとのことです。

このデマの元となっているのは一般人による天気予報とされています。天気予報士は専門の知識はないらしく、一方で「自分の予報に人気を集めたい」という理由で誇大な予想を発表する傾向が強いとされています。

今回の法律を違反したものについては最低でも5万元(約97万円)の罰金と、デマや混乱など社会に影響を与えた場合はさらに責任を追求することができると明記されているとのことです。 

中国では天気予報以外のデマでもマヤの予言や東日本大震災、尖閣諸島問題で日中か開戦するなどデマが広がりロウソクやマッチ、塩を買いだめする人々が多く目撃されています。
参考:中国、「世界が暗黒に包まれる」と ロウソク、マッチを大量購入 : ZAPZAP!