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今年販売されるWindows10について「海賊版OSも無料バージョンアップできる」との話が流れていたものの、誤った解釈であるとして「海賊版は対象外」とする説明を公式ブログにて行なっています。

これまでロイター通信や大手ニュースメディアが報じていたWindows10への無料アップグレードの対象に不正に取得した所謂海賊版Windowsも対象に含まれるとの報道について、否定する内容をマイクロソフト公式ブログで表明しています。

BusinessNewslineによると、公式ブログでは「無料アップグレードに関して誤解が生じている」とし、今回打ち出した1年間の無料アップグレードは正規取得したWindows7もしくはWindows8シリーズのみであり、海賊版Windows7/8についても同じくアップグレードを行うことができるものの、その際は料金を支払うことになるとしており、無料アップグレードの対象にはならないことを強調していたとしています。

このような誤解が生じた原因の一つはマイクロソフト社の同社広報担当者が複数のメディアに対し行なった説明にあります。この時「海賊版Windows搭載端末も含めてアップデートできる」という趣旨の説明がおこなわれており、直前の「無料アップグレード」の流れから『正規版と同じように無料アップデートの対象になった!』という解釈がされてしまったことになりそうです。

実際のところは「海賊版も無料になると」は一言も口にしていなかったそうなのですが、今回の無料アップグレードはWindowsOS史上初の試みであり注目を集めたがゆえの誤解でもあるとも考えられますね。

ただ、アップグレード時に海賊版OSと正規版OSをどのように違いを見つけ出し、料金を請求させるのか。もしかしたら海賊版OSについても結果的に無料アップグレードできてしまうという流れになりそうな気がします。


Windows10は今夏リリースが予定されており、正規版OSであればリリースから1年間に限りWindows 10 Home、もしくはWindows 10 Proへ無料アップグレードが可能になります。