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ここまで見せていいのか!?何故か戦闘機の製造工程が公になることが多いロシアなのですが、今回は最重用パーツであるエンジンです。その中でも3次元の推力偏向ノズルを採用したジェットエンジンの製造現場という極めて貴重な写真になっています。

今回紹介するのはロシア最大の航空機エンジンメーカー、ウファ・エンジン製造合同(UMPO JSC)で製造されているジェットエンジンです。ここではSu-22, Su-25, Su-27, Su-30, Su-34, MiG-21, MiG-27といった攻撃機から戦闘攻撃機、またMi-26, Ka-32という軍事ヘリで使用されるエンジンが製造されています。

紹介する写真はAL-31Fの改良型で推力偏向ノズルを採用したAL-31FNシリーズと思われます。どのようなエンジンなのか、参考としてこちらの動画を紹介します。



以下はUMPO JSCの製造現場写真です。

▼大気24という溶接室
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Photo:ЯПлакалъ

▼溶接室内はアルゴンガス100%で満たされた環境になり、宇宙服のような装備が必要とのこと
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Photo:ЯПлакалъ

▼溶接中
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Photo:ЯПлакалъ

▼1日の作業時間は4~5時間
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Photo:ЯПлакалъ

▼チタン溶接を行います
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Photo:ЯПлакалъ

▼オペレーター。流れる電流等を制御しています。危険な作業現場とのことで医療班も配備されています
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Photo:ЯПлакалъ

▼出来上がった製品
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Photo:ЯПлакалъ

▼プラズマコーティング。装置はTSZP-MF-P-1000を使用
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Photo:ЯПлакалъ

▼金属加工
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Photo:ЯПлакалъ

▼ちなみに作業員は合計2500人ですimage_10
Photo:ЯПлакалъ

▼測定中
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▼真空で加熱処理を行う装置
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▼女性も活躍中
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Photo:ЯПлакалъ

▼浸水合金セラミック
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▼タービンブレード
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▼ブレードは合計30列あるとのこと
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Photo:ЯПлакалъ

▼女性作業員が溶接しているのは・・・
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Photo:ЯПлакалъ

▼エンジンの配管です
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Photo:ЯПлакалъ

▼バランス調整中
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Photo:ЯПлакалъ

▼複雑に入り組んだ配管
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Photo:ЯПлакалъ

▼推力偏向を行う可動部分
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▼社内にある歴代エンジン。その数48基。
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▼試験に送られる推力偏向ノズル採用エンジン
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▼この状態で燃焼テストと推力偏向試験を行います
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▼エンジン出力調整レバー
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▼外の排気口
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Photo:ЯПлакалъ

▼試験を終えたエンジン
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Photo:ЯПлакалъ

▼梱包され出荷
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Photo:ЯПлакалъ