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物体が音速を超える時に発生する衝撃波。アメリカ航空宇宙局(NASA)はこの衝撃波の発生を予期できる新型コックピット用ディスプレイシステムの開発に大手航空電子機器メーカー『ロックウェル・コリンズ』と契約を結んだと発表しています。

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現在アメリカで次世代航空機の一つとしてNASAやボーイング、ロッキード・マーチンが開発を進めているのは超音速旅客機です。これは過去に就航していたコンコルドと同じように音速を超える速度で飛行できる大型機になるのですが、飛行の際問題となる超音速突破時の衝撃波を予測できるという新しコックピットディスプレイの開発にNASAとロックウェル・コリンズが契約を結んだと報じられているそうです。

Rockwell Collins: ソニックブームの発生を予期する新コックピットディスプレイシステムを開発へ - BusinessNewsline

この次世代ディスプレイの特徴は気温や湿度、大気圧など常に変化する環境変化からどの程度の飛行速度で衝撃波が発生するかコクピットに設けられたディスプレイに表示しパイロットに伝えるというもので、これまで視覚化されたものは作られたことがなかったといいます。

▼視覚化されたソニックブーム予測
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Photo:NASA

一体なぜこのようなディスプレイが必要になったのかという点について、上空を飛行する航空機が音速飛行を行なった場合、実はこの衝撃は地上にまで届くことが既に確認されています。これによりアメリカ連邦航空局はコンコルドに対しアメリカの陸上では超音速飛行は認めてはいませんでした。(他国でも同様に海上でのみ超音速飛行が許可されていた)

▼コンコルドが発生させた衝撃波(音波) 16秒あたりから


現在航空大手は衝撃波の発生を抑える翼や機体構造の研究を進めているとされ、この一環としてNASAは衝撃波の発生を予測するシステムの導入を進めることになったようです。

今後超音速旅客機は登場するのかという点は未知数なのですが、少なくとも何らかの試作機は近い将来登場することが予想されています。

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