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最近は何をするにもスマホという時代ですが、一方で家にあるパソコンは使用しているでしょうか。最近、経済協力開発機構(OECD)が行なった『コンピュータ技能能力』という試験では基本的な技能という点で、先進国のなかでは日本が最下位だったと報じられています。

騰訊科技は29日、経済協力開発機構(OECD)が発表した2015年の技能展望レポートで、30歳以下の日本人の基本的なコンピューター技術能力が劣っており、先進国において日本の若者の情報・通信技術(ICT)能力が最低レベルにあることが明らかになったと報じた。

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どのような試験が行われたのかという点については調べてみてもよく分かりませんでした。「基本的なコンピューター技術能力」と書かれていることから、例えばインターネットをして検索するという『ネットと端末の使用』や、コンピュータで表を作ったり印刷するという『ソフトの使用』、無線や有線LANに接続するまたはキーボードやマウスを接続するなどの『ハードウェア』に関する簡単な内容だと思われます。

最下位の理由については、基本技能テスト不合格者は10%にのぼり、試験自体を拒否した人が別に15%。結果的に合計25%が技能に欠けていると判断され、各国の平均値である10%を上回ったなどとしています。


またOECDは「国際生徒評価プログラム」として「ICT 習熟度調査(Information and Communication Technology Familiarity Questionnaire:情報コミュニケーション技術)」を行なっているそうです。

ここでは例えば学生が携帯電話やパソコン・プリンタを操作できるか、学校でのコンピュータ利用として勉強でインターネットが使えるか、家庭のコンピュータ利用として宿題をインターネットで提出できるかなどが評価され数値化されるそうなのですが、これでもにおいても日本は最低レベルだったとしています。
(参考:世界の学校内外での生徒の ICT 利用状況と日本の課題 PDF)


結局、日本では教育という分野でコンピュータ端末の操作が必要とされない結果、高校生以降になっても基本的な操作が出来ないことに繋がっているのではなかと思っていまいます。