韓国外交部

韓国人の中東呼吸器症候群(MERS)の発症者が中国に入国し歩き回っていた事について韓国外交部が「もし逆の事態が発生しても韓国政府は中国に謝罪を求めない」などと発言したことに中国では非難する声が寄せられているといいます。

今回問題の発端となったのは中国でMERS発症し隔離されている44歳の韓国人男性で、この男は2015年5月26日の段階で自身の父親がMERSを発症が確認されたにもかかわらず、韓国当局の渡航中止勧告を拒否し27日に中国へ入国。中国の入国審査でも「患者との接触はない」と虚偽説明をしていました。

MERS騒動めぐる韓国外交部の発言に、中国ネットは怒り心頭=...:レコードチャイナ

その後、広東省恵州市を歩きまわっているところを中国当局に発見され強制隔離されたのですが、韓国人男性既に発症していたことが確認されました。
この件について中国メディアは「あちこち動き回る『毒男』」などと報じ、中国のネットユーザーからも韓国政府の対応と男性の行動について非難の声が寄せられていました。

中国では大きく取り上げられたこの問題に対し韓国外交部が声明で「中韓関係に影響を及ぼす可能性は低い」などとし、「外交部としては中国政府に正式に謝罪することはないだろうと考える。もし逆の事態が発生しても、韓国政府は中国に謝罪を求めることはないだろう」と発言しました。

しかし、中国のネットユーザーからは「世界で最も厚かましい国」、「その恥知らずな精神を発揚し続けてください」、「(韓国は)政府ですらこんなに偉そうなんだから、国民が良くなるはずがない」など非難する声が多く寄せられていたとのことです。

MERSで中国で韓国人が問題を起こしているケースはこれだけではなく、44歳の韓国人男性の密接接触者の対象となっている韓国人女性2人が香港当局の隔離検査要請を拒否し買い物を続けていたことが明らかなっており同じく痛烈な批判を浴びているとのことです。