大統領府

未だ衰えを見せない韓国のMERSについて、韓国政府は国民に対し過剰に恐れすぎているなどと発言していたものの、自身らは全員の体温測定を行い高価な熱探知機を導入するなど様々な手段をとっていたことが明らかになり批判の声が上がっていると報じられています。

韓国メディア「オーマイニュース」によると、4日から行われたセネガルの首脳会談にあたって、韓国及びセネガルの関係者全員に対し熱感知カメラと耳式体温計を使用した2重の体温測定を行い、発症者がいないか確認していたと報じています。

「国民のMERSへの不安は過剰」発言の韓国大統領府、熱感知器...:レコードチャイナ

これについて大統領府のある関係者は「できることなら全国に設置したいが、熱感知器1台当たり1000万ウォン(約110万円)ほどかかる」などとして政府が導入した初の熱感知器が『大統領府』だったことに韓国では非難する声が寄せられているとしています。

これは韓国政府がこれまで国民に対し「MERSへの不安は過剰だ」と発言しており、必要以上に怖がることはないなどと姿勢を示していたものの、一方で自身は高価な機器を使い2重の検査をしていたことで非難の声が上がったというものです。


MERSの対応を巡り、相次ぐ失態や失言が続く当局の対応について韓国では国民の半数以上が支持していなかったり不満をもっていると韓国メディアが報じています。韓国政府が冷静な対応を呼びかけている理由としては観光など経済面で影響が出始めているためだとされています。