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MERS感染拡大を受け外国人観光客が減少している韓国。これに対し韓国政府は観光でMERSに感染したら日本円で37万円を支給など今月22日から始めるとしています。

中国の『中国新聞網』によると韓国文化体育観光部は15日、今月22日から韓国へ訪れた外国人観光客に対しMERSに感染した場合旅行費や治療費として3000ドル(約37万円)を支給することを実施すると発表しました。

具体的には『MERS保険』というものらしく、予め加入し感染したら支給されるというもので韓国滞在中にMERSに感染した場合、治療費全額と旅行費及びその他補償金を支払うというものになります。補償金としては感染で3000ドル(約37万円)、死亡した場合は最大1億ウォン(約1100万円)という内容になっています。

韓国文化体育観光部の第2次官金鍾(キム・ジョン)氏は「MERSの余波が観光市場に及ぼす影響の深刻性を鑑み、前例のない安心保険を支援するなど苦肉の策を講じた」などと述べているといいます。

この案について日本のネットユーザーは「その37万円すら払わないところまで見えてる」 「日本人には難癖つけて払わない」 「外国人の命よりも自国の経済が重要」など、批判するコメントが大半を占めている状態です。

深刻な影響を受ける韓国観光業界

MERSの影響で韓国の観光分野は打撃を受けている韓国。韓国観光公社の統計によると、キャンセルした外国人観光客は6月4日だけで『中国4400人、台湾2900人、日本1000人、東南アジア300人』となっており、今月キャンセルする中国人観光客は10万人を超えると見方を示しています。

一方で中国のクルーズ旅行はすでに多くの企業が日本方面に変更しており、訪韓をキャンセルした中国人観光客の大半も『日本観光』へ変更していると言われています。また円安の影響もあることから6~8月の訪日中国人の数は突出した数になる見通しが示されているそうです。