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先月末、中国で行われた違法冷凍肉の一斉取り締まりでモノによっては40年前の冷凍肉が見つかった事件について、差し押さえられた冷凍肉の冷凍コストが極めて安価だったこと報じられています。

中国では「ゾンビ肉」、「キョンシー肉」とされる違法に輸入された大量の肉が差し押さえられた事件が報じられましたが、差し押さえたれた量や保存期間など疑問が多い事件について新たな事実が明らかになりました。

中国で流通の40年前の「ゾンビ肉」、貯蔵コストは1トン当たり...:レコードチャイナ

中国メディアが報じた記事によると今回差し押さえられた10万トン余りの密輸牛肉はその多くが備蓄された他国の戦略物資で、長期に保存されていたものだとしています。また長期間保存されていたとされ「莫大な冷凍コストがかかっていたはずだ」と疑問視する声がも上がっていたそうなのですが、戦略備蓄物資として貯蔵される肉の冷凍コストはきわめて安く、1トンあたり年間わずか17元(340円)程度に抑えられることも分かったそうです。

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今回の事件について当局の調査によると違法冷凍肉はネット販売で一般に売られていたとされていたものの、その多くは雲南省や貴州省、四川省など地方都市、さらに一般向けではなくレストランといった業者に直接卸されていました。

冷凍肉を密輸した犯罪グループは中国の関税を避けるためブラジルやインドから香港に密輸し香港から再びベトナムに密輸した上で陸路を使い中国へ輸入していたとされています。