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海外メディアによるとドイツ北部の街で、一般人から第二次世界大戦時にドイツ軍が保有していた戦車、対戦車砲、魚雷など複数の兵器を押収したと報じています。

ドイツの地元紙によると78歳の男性がコレクションしていたという第二次世界大戦時の兵器類を当局が押収したと報じています。記事によると兵器が保管されていたのはドイツ北部のキール湾に面した街で、男性の別荘の地下倉庫に納められていたといいます。 

ドイツ当局、キエフの地下倉庫からナチスドイツの新品のパンター戦車を押収 - BusinessNewsline

押収されたのは重量45トンあまりのV号戦車パンターや88mm対戦車砲、また魚雷等とされておりドイツ当局は第二次世界大戦後、行方不明となったナチスドイツの美術品を捜索する過程でこれらの兵器を発見したとのことです。

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88mm対戦車砲

ただ、今回押収された戦車等はあまりに状態が良いとしており、第二次世界大戦に製造されたものなのかは現時点では分からないとのことです。一方、押収されてしまったオーナーは「殺傷能力はない」と返還を求めているそうです。

ちなみにこの男性は「第二次世界大戦時の兵器をコレクションしている」と地元の市関係者の間でも知られていたとのことです。



本物のV号戦車パンターはダイムラー・ベンツ社を始めクルップ社、MAN社により開発され1942年から生産が開始された中戦車です。当時火力、機動力、防御力、生産コストが優秀で第二次世界大戦後もフランス、ソ連、ブルガリアなどでは1950年代まで現役運用されてました。