image_8

ニューヨーク市の職員が変わった原因で停職処分を受けていたことが明らかになりました。なんとこの職員は自分の声で電話対応できるという人工知能搭載の音声対応システムを作り勝手に導入していました。

アメリカの複数メディアによるとニューヨーク市の職員ロナルド・ディロンという人物が自作プログラムを使って電話対応をしていたとして停職20日の処分が下ったと報じています。実はこの報道、アメリカでは大きく取り上げられており、理由は彼の作ったプログラムがかなり高度な処理を行なっていたということで注目を集めています。

City Worker Fined for Talking in Robot Voice Does it Again - Civic Center - DNAinfo.com New York

▼ニューヨーク市庁舎
ニューヨーク市庁舎

記事によると、彼が作ったプログラムとは人工知能により自分の近い声で受け答えするというもので、実際に彼が当時仕事をしていたヘルプデスクにかかってくる様々な質問に対し人工知能を勝手に導入し対応していました。
その出来はかなり高度なもので、普通に電話対応を聞いた範囲では人間が行っているのかそれとも人口知能により行われているかは区別が付かなかったとしています。
しかし、この対応に疑問を感じた市民の通報により仕事をサボっていたロナルド・ディロンの存在が明らかになり停職が言い渡されました。

停職を受けたロナルド・ディロンは経営学修士(MBA)を取得しているという頭の良さで、ヘルプデスクに異動する前は健康福祉部のシステム開発を担当していたといいます(外部委託になり異動となったとのこと)

確かにヘルプデスクの仕事となると良く似た質問や苦情がくることになるので、それに対し淡々と対応するのであればプログラムでも良いと考えてしまったのでしょうか・・・。