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世界中で飲まれている牛乳。一般的に1週間より短い賞味期限が設定されているのですが、ブラジルの研究機関は2週間の賞味期限を維持できる新容器を発表しました。

FAPESPというブラジルの基礎研究機関は牛乳の賞味期限をこれまでの倍以上長い2週間の賞味期限を持つパッケージを発表しているそうです。

FAPESP: 2週間超に渡って牛乳を新鮮なまま保存することを可能にした新パックを発表 - Technobahn

記事によると、これほど長い賞味期限を持つ理由は容器の内側に塗られているコーティングに理由があるとしています。FAPESPによると新開発の容器は銀ナノ粒子を主体としたシリカセラミックコーティングが施されており銀の殺菌作用により長期保存が可能になったとのことです。

FAPESPはブラジル企業と共同でコーティングを施した試作品を開発を行い、近い将来の商品化を目指した研究に進んでいくとしています。また銀ナノ粒子の安全性についてはFAPESPが行なった研究では銀粒子が剥がれ落ち牛乳内部に溶け出すことはないとしており身体や地域環境への影響はないと主張しています。

銀の殺菌効果については特にここ最近注目されていますが、『牛乳と銀』については過去に銀のコインを牛乳に入れ入れて殺菌をして飲んでいたという例があるそうです。