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オンライン上にデータをアップロードできる『クラウドストレージ』なるものがありますよね。これはスマホでも電話帳や写真をオンライン上に保存するのと同じものになるのですが、Microsoftのサービスについてある極少数のユーザーが大量のデータを保存していたことで全契約者のプラン内容が変更されるとのことです。

家で作成したエクセルやワードといったファイルはUSBメモリや中にはフロッピーディスクという昔ながらの記憶装置に移し職場のPCで開くということを行っていたのですが、これがクラウドストレージに保存することでインターネットに繋がる環境ならば世界中どこに行ってもそのファイルを開き編集することが可能になります。

使い方によっては大変便利でデータファイル以外でも消えては困るような写真や動画を残すためにアップロードすることができるのですが、このサービスを提供しているMicrosoftの『OneDrive』という無料・有料プランについてユーザーが使用できる保存容量が大幅に少なくなる改定が行われると報じられています。

1人で75TBもアップロードしたユーザーのせいでOneDriveの容量無制限が廃止、無料で使える容量も減少に - GIGAZINE

Microsoftによるとこの改定が行わる理由として、現在月1180円もしくはOffice 365 Home等の会員であれば『容量無制限のサービス』を提供していたものの、1人のユーザーが75TB使用していたと明らかにしたうえで一部のユーザーが大量のデータを保存するようになっていたことを受け容量無制限を廃止することを決定したとのことです。

これにより OneDriveではいくつかプランがあるうち最も多くの容量を保存できるプランでも1TBに制限されることになりプラン内容変更から1TB以上の容量を使用していたユーザーについては期間までにデータを削除しないと読み取り専用に強制的に変更され、さらにそれでも削除しない場合はアカウントを凍結する処置が行われるとのことです。

ちなみに75TBをアップロードしていたユーザーを含めその他大容量をアップロードしていたユーザーの多くは個人用の動画ファイルやPCのバックアップデータをアップロードしていたとされています。
他にも通信速度など『無限』『無料』としておきながら後々『有料』に“改悪”されることは多々あるのですが、これについても異常ともいえる使い方をする極少数のユーザーが原因になっているのかもしれませんね。