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10月31日エジプトのシナイ半島でロシアのコガリムアビア航空9268便が墜落した事故について、プーチン大統領「犯人がどこにいても探し出す」と述べていること報じられています。 

先月エジプトに墜落したロシア航空会社コガリムアビアの9268便について、ロシア連邦保安局ボルトニコフ長官は事故原因は機内に仕掛けられた手製爆弾による爆破が原因と公式に発表しました。これを受けプーチン大統領は諸外国への協力強化とISに対する爆撃の強化、さらに爆弾を仕掛けた犯人に対し「地球上のどこにいても犯人を見つけ出し、処罰する」と表明しています。

「地球上のどこにいても犯人を見つけ出す」プーチン大統領の...:レコードチャイナ

事故の詳細について、ロシア連邦保安庁によると使用された爆弾は手製のもので火薬量は1kg相当と想定しています。また最近になりISが爆破の証拠となる爆弾を公表しており、その写真によると一般的な飲料水入のアルミ缶と起爆用の雷管、そしてこれを作動する装置が確認されていました。(参考)

▼ISが公開した手製爆弾
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ISによると、コガリムアビア9268便の爆破計画は当初から計画していたものではなくアメリカの爆撃を支援している他国の旅客機を狙った計画があったものの、ロシアが空爆を実施したことで急遽ロシア機にターゲットが変ったと発表しているそうです。

墜落した旅客機にはウクライナ人4人、ベラルーシ人1人、ロシア人209人、そして国籍不明の乗客3人が搭乗しており乗員乗客224人全員の死亡が確認されました。これはロシア及びエジブトで発生した中では史上最悪の航空機事故になります。

ちなみに、プーチン大統領は過去にチェチェン人のテロリストに対し「便所に追い詰めて肥溜めにぶち込んでやる」「たとえ便所に隠れていても息の根を止めてやる」などと発言していたことがあります。