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海外メディアによると軌道上の軍事衛星に対する攻撃などの宇宙における軍事行動に関して米中がホットラインが新たに設けられたと報じられています。写真は開発中の軍事衛星「モアレ(MOIRE)衛星」

衛星破壊兵器による突発的な宇宙戦争の発生を防止するため、米中政府が両国の首脳を直結回線で結ぶ宇宙ホットラインを設置したことがFinancial Timesの報道で明らかとなった。

BusinessNewsline
ホットラインとは2か国の政府首脳が非常時に直接対話ができるように設置された直通の電話回線を指す言葉です。具体的には最近は大国間で偶発的に軍事衝突に発展する恐れがある場合、相手国の意志を直接確認するため設けられている場合が多くなっています。

今回米中が設けたというのは宇宙空間で発生する軍事的な出来事についてのホットラインです。記事によると衛星破壊兵器にる軍事衛星の破壊など何らかの偶発的な出来事が発生し場合に使用されるとしています。アメリカ側はとして仮に中国から攻撃が認められた場合、衛星を運用している米戦略軍から国防総省へ、さらに中国の在米大使館経由することで中国当局と確認が行われるとしています。

このようなホットラインが設けられたのは理由があり 米ニュースサイト「ワシントン・フリー・ビーコン」は米国防総省の消息筋の話として、2015年10月30日に中国が衛星を破壊する新型ミサイルの発射実験を行ったと報じています。
またアメリカは2006月9月に中国の対衛星兵器による攻撃を受けたと発表しています。その後、2008年に中国はロシアと共同でジュネーブ軍縮会議にて「宇宙空間における兵器配置、宇宙空間の物体に対する武力行使または武力行使の威嚇を防止する条約」草案を提出し、衛星攻撃兵器の実験を自粛する方向に転じています。

▼対衛星ミサイルを発射するF-15(実験)
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衛星破壊兵器としては大気圏内で使う一般的な戦闘機からミサイルを発射し衛星そのものを物理的に破壊する方法の他にも、低出力レーザーを使い衛星に照射することでカメラ等のセンサーのみを破壊したり一時的に使用不能にする方法があります。
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