LAPCAT A2_2

大気圏を飛び出し宇宙にも行くことができるというスペースプレーン『スカイロン』がイギリスで開発されていますが、この技術を使用した超音速旅客機『LAPCAT A2』についても開発が進められているそうです。

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イギリスのリアクション・エンジンズが開発しているのはジェットエンジンとロケットエンジンを一纏めにしたような次世代エンジン「SABRE(セイバー)」です。これは大気中の酸素と搭載した液体水素、そして機内の液体酸素と液体水素を燃焼させ大気圏と宇宙空間で加速することができるというエンジンなのですが、リアクション・エンジンズは大気圏内だけで使用する超音速旅客機『LAPCAT II』のエンジン「Scimitar(シミター)」についても研究を開始しているとのことです。

British technology company to 'transform' air and space travel with pioneering new engine design - Telegraph

▼旅客機版スカイロンことLAPCAT A2
LAPCAT A2_1

記事によると開発しているのは最大300人搭乗できる航空機で最高速度はマッハ5以上の極超音速旅客機です。このエンジンと機体については2025年~30年までに試作機の開発を行うとしています。
機体は『LAPCAT A2』またはLAPCAT IIとも呼ばれており元は2008年に開発中止となったLAPCATを改良したものです。最も開発が困難なエンジンはSAVREとほぼ同じなのですがScimitarの場合は長時間の燃焼と運用が必要なことから耐久性をより高め軽量に設計されているといいます。



今現在スペースプレーン版スカイロンのエンジン『SABRE』についてもどの程度研究が進んでいるのかは不明なのですが、このエンジンの開発についてはイギリス政府や欧州のJAXAにあたる欧州宇宙機関 (ESA)も出資しており、最近では世界3大軍需企業の1つと知られるイギリスのBEAシステムズが発行株式の20%を取得したうえで2060万ポンド(約39億9000万円)の出資すると報じられていました。

スカイロン

一方、同じくリアクション・エンジンズが開発しているスカイロンは一般的な滑走路から飛び立ち国際宇宙ステーションが周回する低軌道に最大11トンあまりの質量を送り込むことができる単段式の再利用可能型スペースプレーンです。スカイロン自体は無人で運用され宇宙旅行用としては衛星を搭載するスペースに旅客モジュールを搭載することで30人前後の人を宇宙に送り込むことができるとしています。

機体自体は200回程度の再利用が可能と予想しており、従来の使い捨てロケットに比べ大幅に打ち上げコストは23分の1程度、1kgあたり8~9万円で輸送することができると言われています。




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