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辺ぴな田舎に現れた金色の毛沢東の像。テレビ報道等でご存知の方も多いと思いますが、この像について完成前、もしくは完成直後に政府により取り壊されたと報じられています。

今月5日、AFP通信など海外複数メディアは中国河南省通許県のとある村で建設が進められている金の毛沢東像があると報じました。しかし、この像は政府の判断により取り壊しが決定しその作業が進められているとしています。

河南省で金色に塗装された巨大な毛沢東像の建設進む、総工費5...:レコードチャイナ

これは中国共産党中央委員会の機関紙が運営するオンラインサイト『人民網』が8日に報じた内容として無認可建築として金の毛沢東像を政府が取り壊しという記事を掲載しました。

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この像については地元企業や村民の募金により総工費300万元弱(約5,360万円弱)かけ建設されました。使われているのは鉄筋コンクリートと金色のペンキとされているのですが、撤去の理由として地元政府によるとこの建造物は当局の許可を得ておらず建てられたものだと主張しているといいます。

中国では『無許可の建造物』などと理由をつけられ撤去されることはよくあるのですが、実際のところは建造物が造られることで環境問題など国民の不満が政府側に向くことを恐れており、今回の撤去も騒ぎになることを恐れての行為だと指摘されているそうです。