ドラゴン2宇宙船

アメリカの民間企業スペースXが開発しているのは国際宇宙ステーションなど低軌道に宇宙飛行士を打ち上げるドラゴン宇宙船です。この宇宙船は海上ではなく陸上に着陸する方法がとられるのですが、先日搭載されているエンジンの燃焼試験が実施されました。

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アメリカの宇宙開発企業スペースX社は2016年1月21日、前年の11月24日に行われた、ドラゴン2宇宙船のホバリング(空中停止)テストの動画を公開した。動画では、ワイヤーで吊り下げられたドラゴン2宇宙船が、ロケット噴射でわずかに持ち上がったまま、ほとんど動かない状態で制御されていることがわかる。

sorae.jp
アメリカで現在開発されている宇宙船(弾道飛行を除く)はいずれも円錐状の形状をしており帰還先については『陸』と『海』があります。
例えば海上着水するNASAのオリオン宇宙船の場合、宇宙船本体が重いことからヘリコプターによる回収というような方法はとられず、大型の揚陸艦を派遣し船舶後部から回収するという方法が実施されます。このように海上場合は回収する船を別途容易しなければならず、宇宙船に加わる衝撃も大きいことから再利用の面でも問題があるとされています。(参考)



そこでスペースXのドラゴン2 宇宙船(元はドラゴンV2などと呼ばれていたもの)は、宇宙から地上まで誘導され逆噴射をかけ減速、足を展開し着陸場へ軟着陸するという方法が実施されます。もちろんエンジンが動作しなかったり異常燃焼した場合は直ちに燃焼を終了し搭載されたパラシュートにて軟着陸が実施されます。



▼ドラゴン宇宙船に搭載されているエンジン。推力は合計で12万ポンド(軸推力)となっています。
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地上に着陸する宇宙船としてはロシアのソユーズ宇宙船があるのですがこれとは運用方法が異なっています。ソユーズ宇宙船の場合はパラシュートにより減速し着陸する数メートルの高さで一気に逆噴射をかけ急減速を行なっています。
しかしこの方法では人体にかかる負担が相当あるといわれており、実際に腰の骨を折った宇宙飛行士もいるとされています。またパラシュートは風に流されやすく着陸地が大きくずれることがこれまでも度々報告されています。


NASAによるとドラゴン宇宙船もしくはボーイングの宇宙船スターライナーを使用した初の宇宙飛行士の打ち上げは2017年後半に予定されており、搭乗する宇宙飛行士はいずれもベテランのロバート・L・ベンケン氏、エリック・ボー氏、ダグラス・G・ハーレイ氏そしてスニータ・ウィリアムズ氏の4名が選抜されています。

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