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認知症の中でも最も多いとされているアルツハイマー型認知症について、その原因といわれるアミロイドβというタンパク質が移植手術により人から人に移る可能性を示す研究結果が報告されています。

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過去数カ月間に発表された研究で「アルツハイマーは特定の病気の治療中に人から人に移る」という可能性が示されていましたが、新たにスイスとオーストリアで行われた研究によって、仮説の真実味が増してきました。

GIGAZINE
ぱっと読んだ感じではどのような書かれているのか非常にわかりにくい記事なのですが、簡単に説明すると7人の死亡したクロイツフェルト・ヤコブ病の患者について、この患者を検査したところ内5人から認知症の原因となるアミロイドβが作り出すプラークが見つかったというものです。

謎なのは5人の患者は28歳から63歳と比較的若く、一般的に高齢者で見られるアミロイドβからプラークが作られたとは考えにくいというものです。ではこのアミロイドβは一体どこからやってきたのか調査したところ、実はこの5人はいずれも死亡する数十年前に移植手術を受けていたことがわかりました。
時系列で言うと、この5人は硬膜の移植手術を受けたことでヤコブ病に感染し合わせてアミロイドβも患者に移り結果的にこれが検出されたというものです。

ヤコブ病とはアルツハイマーと同じように認知症も引き起こす病気です。遺伝子異常で体内に蓄積されるという以外にも異常プリオンを含む食肉を食べたことで感染する例、そして様々な医療行為により他人から感染する例が報告されています。
具体的にはヤコブ病に感染した患者に使用した深部脳波電極針を使い回ししたことで他の患者に感染した例、死体から目の角膜を移植し感染した例が報告されています。そのため、日本ではヤコブ病感染者は医療機関を受診する際は必ず病気と診断されていることを伝える必要あります。


このようにヤコブ病は人から人に感染することはわかっていたのですが、同じくアルツハイマー病の原因となるアミロイドβについても人から人に感染する可能性が高いことが改めて分かったという内容です。

研究者は今のところヤコブ病のように電極針の使い回し程度ではアミロイドβが移ったり、アルツハイマー病患者を介護することで移るようなものではないとしているものの、以前紹介したような死体から成長ホルモン剤を抽出したような薬の他にも死体から作る調合薬や合成膜についてアミロイドβをも移す可能性が高いとして外科手術では使用しないように呼びかけているとのことです。

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