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中国メディアによると先日、北京地下鉄で白人の男性が転倒したところ我先に救助に向かう中国人が目撃されたと報じられています。この報道について中国のネットユーザーからは「外国人だから救助されただけ」とコメントが多く寄せられいたそうです。

中国メディア、参考消息網によると今月中国の北京地下鉄で白人の男性が倒れたところ周囲の人が直ぐに助けに入ったと報じています。

倒れた外国人をこぞって助け起こす、中国人相手ではできない...:レコードチャイナ

記事によるとこの日、白人男性はめまいを起こし姿勢を崩し倒れこんだけだったのですが、周囲の中国人達は救急車を呼んだり中には伝統医学の心得があるなどと主張する人間も現れ男性に対してマッサージを施すという手厚さだったとしています。

ぱっと見た感じ親切な人が大勢いて助けられたエピソードとまとめられそうなのですが、実はここまで大げさに取り上げられたのはちゃんとした理由があります。
ご存じの方も多いように実は中国では転倒した人を救助したところ「お前が突き倒した!」などと因縁をつけられ場合によっては裁判にまで発展するケースが多発。昨年1月~9月までに救助した側が訴えられたケースが85件発生したと報じられていたこともあります。そのため中国では面倒に巻き込まれる可能性が高いことを理由に『転倒したり倒れている人を目撃しても救助してはいけない』という考え方が一般的とされています。(参考)

今回の報道について仮に白人男性ではなく中国人のオバサンが倒れた場合、彼のように手厚い救助はされたのだろうかとネットユーザーらの間で話題になっているとのことです。 

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