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韓国メディアによると首都ソウルの市街地に張り巡らされているソウル地下鉄について、なんとこの列車の運行及び制御する中核的な役割を担うコンピュータがウイルスに感染し、これに気付かず数年間も運用していたことが明らかになりました。

2016年2月12日、韓国・アジア経済によると、韓国・ソウル地下鉄1〜4号線を運営するソウルメトロが、列車運行総合制御設備コンピューター(TCC)が悪性コードやウイルスに感染した状態で電車を運行していたこと分かった。 

Record China
韓国のニュースサイト、アジア経済が報じた内容として、今月12日ソウル市監査委員会によるとソウルメトロの総合管制所、信号管制機械室内の列車運行総合制御設備コンピューター(TCC)が2013年1月以降、ウイルスに感染していたことが分かったと発表したとしています。

どのような経緯でウイルス感染に気づいたのかは明らかにされていないのですが、13年1月以降つまりおよそ3年誰も気付かず人を載せ運行を続けていたということになります。また当局によると感染していたウイルスは一つではなく『複数』と表現しています。

記事によると実はこのコンピュータ、一般的なPCではほぼ必須ソフトとなっているコンピュータウイルスの感染を負防ぐ類のソフトは一応インストールされていたそうなのですが、当局によるとリアルタイムモニタリングやネットワークから侵入してくるウイルスについても一切これを防ぐことは行われていなかったとしています。

制御コンピュータといってもインストールされているOSはWindowsと考えられ、一般的なコンピュータウイルスにはたやすく感染します。今回特に被害はなかったもののウイルスで制御コンピュータに過剰な負荷が掛かればシステム全体が遮断し最悪の場合は死亡事故にも繋がった可能性は十分に考えられます。

ちなみ同地下鉄では 2014年5月に238人が負傷する地下鉄追突事故が発生しているのですが、この時の原因は号表示の異常により後続列車が運転を続け、信号装置に連動した自動列車停止装置(ATS)も作動しなかったことが原因とされています。
また、この事故については同国のフェリー転覆事故を受け特別点検が実施されたばかりで信号装置については4日間に渡り故障したまま運行が続けられていたことも明らかになっています。

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