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ここ最近『バイオ燃料』という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。多くの人が「そういうのがあったな」という程度の反応だと思うのですが、今回は過ぎ去ったブームとも言える『バイオ燃料』についての記事を紹介していきます。

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化石燃料である石油に頼らず、穀物や動物に由来する材料をもとに精製されるバイオ燃料は、代替エネルギー源としての活用に期待が広がっています。実際に、アメリカ海軍が燃料として採用するなど実用化が進みつつあるバイオ燃料ですが、まだまだクリアしなければならない問題は少なくはないようで、その課題についてMIT Technology Reviewがまとめています。

GIGAZINE
植物、そして人間の食糧にもなるはずだった穀物まで機械を動かすバイオ燃料となった時代があったのですが現在は必ずしもエコとはいえず、非常に高価な燃料となっており生産面、そして価格面でもその利用に大きな課題残されているという記事が掲載されています。

バイオ燃料は植物から作られるということでガソリンといった化石燃料を燃焼させるよりも二酸化炭素の排出削減に繋がるとされていたのですが、実際はその植物を作るまでに農機具を動かしたりとバイオ燃料の生成過程で大量のエネルギーを消費していることがわかり全体的な二酸化炭素量は石油よりも悪いのではないかと指摘する声もあるとのことです。

そして生産コストです。バイオ燃料は植物から作られるものの実際はトウモロコシやサトウキといった穀物から作られる場合があり、過去穀物価格が異常なほど高騰したのはアメリカをはじめ穀物を使用したバイオ燃料の生産に原因があります。
そしてバイオ燃料の生産までに多額のコストがかかることも分かっており、MIT Technology Reviewによるとバイオ燃料の採算コストは原油1バレルあたり120ドル水準としており、現在の1バレル30ドル程度の原油価格では経済的なメリットはないとしています。

グリーン ホーネット

さて、アメリカでは大量の燃料を消費する特に海軍の航空機を中心に2020年までにエネルギー源の5割をバイオ燃料に置き換えるという計画が進められています。こちらの戦闘機はF/A-18E/Fというアメリカ海軍の空母艦載機なのですが、名前は「グリーンホーネット(従来機はスーパーホーネット)」と呼ばれており燃焼しているのはバイオ燃料と灯油の1:1混合燃料となっています。
米海軍バイオ燃料は穀物から作られたものではなくメリナ・サティバ(和名:ナガミノアマナズナ)という顕花植物の種から精製されたオイルが使用されているとのことです。

ちなみに米国海軍研究試験所はバイオ燃料とは異なる海水から液体炭化水素燃料を生成する技術とその燃料で飛行するモデル機の開発に成功しています。(参考

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