Protoceratops

後頭部から飛び出したようなフリル(えり)が特徴的なプロトケラトプスについて、イギリスの研究者はこのフリルが求愛や威嚇といった現代でも見られる動物と同じような使い方をしていたではないかという新説が発表されています。

トリケラトプスと近縁の恐竜プロトケラトプス(学名:Protoceratops andrewsi)が、後頭部のフリル(えり飾り)を使ってライバルを威嚇したり、異性を惹きつけたりしていたことを示唆する論文が、このほど英国の学術誌『Palaeontologia Electronica』に発表された。

NATIONAL GEOGRAPHIC
現在のモンゴル周辺に生息していた草食恐竜プロトケラトプスについて英ロンドン大学クイーン・メアリー校のデビッド・ホーン教授によると、後頭部に広がるフリルにが成体に近づくにつれ急激に成長していることがわかり性選択(求愛のため)や社会的優位性(相手を威嚇するという行為)に関連している可能性があるとしています。

合わせてプロトケラトプスは牙のような歯、そして尾も大人になるについれ他の部位よりも急速に成長していたことが分かったとしており、現代の動物にも同じような成長をする種がいることから求愛という行為にも使われていたた可能性があるとしています。

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プロトケラトプスのフリルについては膜のようなものではなく、内部には骨が広がっており巨大なフリルは一体なんのためについていたのかは想像するしかなく結論はでていません。ただ、身を守るためという説や体温調節のためのという説については現在はその可能性は薄いとされいるそうです。

確かに現在の鳥の中には身を守る目的ではなく単純に求愛に使う目的のためだけに飛行には適さない無駄に長い尾を持っているものがおり(参考)、恐竜にもそのような特徴を持ったモノがいてもおかしくはない気がしますね。

プロトケラトプスが属する角竜類(ケラトプス)には他にもサイのような角をもつトリケラトプスがおりこれらの種にも共通してフリルがついています。ただ、サイズや骨格、形状は種によって異なっています。

▼トリケラトプス(肌の色などは全て想像図)
トリケラトプス

▼ペンタケラトプス
ペンタケラトプス
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