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スポーツなど様々な場面で私達は練習を繰り返す必要があるのですが、その技術を習得するまでには同じ訓練を繰り返すよりも別の方法を試したほうが速く身につくという研究が発表されています。

「うまくなるには繰り返すしかない」ということで、ピアノやスポーツの技術を身につけるためには、「とにかく練習に時間を割く」という考えが一般的ですが、新しい研究によって大切なのは「時間」ではなく「練習方法」であるという結果が示されました。練習方法によってスキルを習得するまでの時間に2倍も差がでることもあるようです。

GIGAZINE
米ジョンズ・ホプキンス大学のPablo Celnik教授によると人はある物事に対し練習を行った場合、そのスキルを身につけるまでに差が生じることが分かったとしています。
記事によるとスポーツのように体を動かし身に付ける運動スキルについて従来は何度も同じ練習を繰り返すことが最も速く上達するコツとされていたのですが実際はこれよりも上達を早める方法があるとしています。

被験者を用いた実験によると、パソコンのマウスを使わず別の装置を使いマウスカーソルを動かすという実験がおこなわれ、結果的に途中で異なる動きを練習してもらったグループがより精確に操作することができたというものです。
これがスポーツにどのように応用できるのかについて、スポーツも練習時に同じメニューを繰り替えすのではなく例えばバットやサッカーボールの重さを変えてみるのも一つの手だと話しているそうです。

結局のところ繰り返す練習は必要なのですがひたすら同じことを繰り返すのではなく、出来ない場合は変化をつけて練習すると思わぬ効果がみられるかもしれませんね。