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人体に入ることで甲状腺がんの原因となる放射性ヨウ素131について、グリーンピースの活動家によると韓国釜山にある原発について世界の原発の中で最も多く最も少ない原発の約3,000万倍多く大気中に排出していたと報告しているそうです。

環境運動連合とチェ・ウォンシク国会議員(国民の党)は9日、「国連科学委員会(UNSCEAR)が国連総会に提出した『2000年放射能被爆報告書』と韓国水力原子力から受け取った資料『古里原子力発電所放射性廃棄物排出放射能量』を分析したところ、1990~1997年の8年間に古里原子力発電所1~4号機から排出された大気中のヨード131の量が、当時世界で稼動中の原発430余機のうちで最も多かったことが分かった」と明らかにした。

ハンギョレ
今回問題視されている原発は対馬に近い韓国南東部、日本本土からは福岡市から200kmという位置に建設されているのは古里原子力発電所です。この原発は韓国初の商用原子力発電所となっており、今回指摘された1~4号機については1977~1985年に初臨海しています。

記事によると、4基の原発について1990年代の8年間で待機中に放出した放射性ヨウ素は29.6254GBq(ギガベクレル)としており、この間小数点以下のベクレル数だったという日本等の原発に比べ2962万倍の量で稼働している原発としては最も多かったとのことです。

ただ、韓国水力原子力によるとこの報告書に記録された一部のデータについて桁を間違えて表記しており14GBqが多く計算されていると指摘。また「排出量が多くても基準値以下だとしており不安に思う必要はない」などと説明しているといいます。


仮に今回の報告書が正しいとして、韓国の異常な甲状腺がん発症率と関連があるのかということも気になります。韓国における甲状腺がん発症率は世界1位で世界平均の10倍以上高く、国内の甲状腺がん患者は4万人前後いるとされています。ただ、実際のところ医療機関が収入増加を見込んでガンでもないにもかかわらず診察したり手術が行われる例があると言われており、甲状腺がんによる死亡率は全国で84位と低いとされています。

同原発の1号機については2012年に外部電源が喪失したことを受け内部の非常用電源も稼働しないという全電源喪失に陥りこれを隠蔽するなど重大事故を起こしており、老朽化もあることから2017年をもって廃炉にすることが決定されています。
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