機内食

中国メディアによると、先日インターネット上で食料品が安売りしているなどと話題となった件について実は空港で廃棄された食べ物が販売されていたことが分かったと報じられています。

中国メディア浙江在線によると、ここ最近インターネット上で杭州市の空港近くの村でパンやジュースが安く販売されているなどと拡散されていた件について、販売されていた商品は廃棄された機内食が横流しされていたものだと調査結果を報じています。

「空港近くでパンやミネラルウォーターが安く売られてるぞ」...:レコードチャイナ
惊!吃剩的飞机餐 有人拿去卖 - 万维读者网

記事によると、「空港近くの新港村で毎日午後、パンやフルーツジュース、ザーサイ、ミネラルウォーターなどの食品が安く買える。パッケージに機内食と記されたものばかりだ」などという書き込みがインターネット上に拡散されておりこれを知った杭州蕭山国際空港が調査を行った結果、機内食の廃棄物処理を委託していた会社の社員らが回収した商品を勝手に転売していたことが明らかになったとしています。

浙江在線の取材によると、食品が販売されていたのは杭州蕭山国際空港インターから2キロほど離れた新港村で業者は回収した食品について食べられるものと食べられないものを選別し販売していたらしく、現場では「スーパーマーケットよりも遥かに安い」などと口にしていたといいます。

image_35

image_36

中国では「世界消費者権利デー」ということでこの手の話題が報じられているのですが、先日も覆面取材を行ったメディアにより北京市のコンビニエンスストアで賞味期限切れの食材を使った弁当が販売されていることが明らかになっています。
このコンビニでは容器にご飯とおかずを入れて作るという仕組みで弁当を販売しており「店長も承知の上。自分たちには関係ない。罰を受けるとしても対象になるのは店長だ」などと責任意識が極めて低い実態も明らかになっています。ちなみに中国では賞味期限切れの商品を買ってしまった場合食品安全法に基づき販売額の10倍の賠償金を要求できるとのことです。(参考)