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水中から浮かび上がり飛行を開始するドローン。ジョンズ・ホプキンス大学は水中に2ヶ月間放置しても使用できる新型ドローンの開発に成功したと発表しています。
 

ジョンズ・ホプキンス大学が開発したのは通常のドローンのような形状をしているものの、水中から発進可能という完全防水仕様のドローンです。

New UAV Can Launch from Underwater for Aerial Missions

開発されたのはCorrosion Resistant Aerial Covert Unmanned Nautical System(CRACUNS)というもので、従来のドローンでは不可能だった水中から発進し飛行することができるという極めて高い防水性が施されている点です。

また淡水だけではなく海水からも発進できる特徴があり、同大学が行った試験では2ヶ月間塩水に浸した後、飛行することができたとしています。これは言い換えれば金属が腐食しやすい沿岸部での使用や水中や水面から発進できるという特徴を示したものであり、長期間放置した後発進することができるという軍用のミッションにも使用することができるとのことです。



軍用の物としては2014年に米国防総省高等研究計画局『DARPA』が航空機タイプの無人航空機の開発を目指しているとしています。過去にはロッキード・マーティンが潜水艦から発進可能な潜水艦発射回収式多目的無人航空機「MPUAV」というものを開発していたのですが、こちらについては開発が凍結されていると言われています。