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中国の劇場やコンサートホールで導入されているのはレーザーポインターです。実はこのレーザーを使用し公演中にマナーを守れない客を撃退しているといいます。写真は実際に導入されているという上海東方芸術センター。

2016年3月14日、ニューヨーク・タイムズによると、公演中に聴衆が携帯端末を使うことは世界各地の劇場やホールで出演者や主催者を悩ませている問題だが、中国では“有効な”対策が取られている。問題の聴衆にレーザーポインターを照射するのだ。16日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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公演中は静かに見聴きするというのはマナー以前に常識なのですが、やはり守れないという人は出てきてしまいます。迷惑な客をどうするかは世界各地で問題になっているそうなのですが、中国ではなんとレーザーポインターを照射するという方法が実際にとられているといいます。

記事によると、レーザーの照射を行うことで迷惑客に恥をかかせることが目的としており、出演者がこれを見て気にならないようなタイミングを見計らって照射するなど対策をとっているといいます。ちなみに導入されているのは中国国家大劇場、上海東方芸術センター、上海大劇院を含む複数の劇場とのことです。

具体的にどのような方法で行われているのかについて調べたところ、中国のニュースサイトによると下の写真のように照射客席後方上部から行われるとのことです。
公演中にスタッフが直接注意しに行くわけにもいかず、仮に中止したところで口論になったり暴れだすことが予想できるので“静かに撃退”できるのであればこれはこれで有効な方法なのかもしれません。

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Photo:ifanr.com