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韓国の崇礼門こと南大門について、焼失後復元された同建造物に本来使用されるはずの顔料ことは異なる粗悪な化学顔料が使用されていたことについてソウル高裁はホン・チャンウォン被告に懲役2年6カ月の実刑を言い渡しました。

2016年5月10日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の国宝1号に指定されている崇礼門の丹青(彩色部分)修復工事で、質の悪い化学顔料を使用したとして起訴されたホン・チャンウォン被告(61)が、控訴審でも実刑判決を受けた。 

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 2008年2月10日、放火により全焼した韓国の崇礼門こと南大門は2年後の2010年2月10日から2013年4月まで復元工事が行われました。その際、建物に塗装を施した丹青の一部に剥がれやひび割れが確認されていました。実はこの原因について当時、日本製の天然顔料が使用されたということが話題になり「原因は日本にある」などと韓国メディアが報じていたものになります。

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ただ、日本製の塗料がどのくらい使用されたのかは不明なのですが韓国文化財庁このような指摘があり復元工事の過程で急遽韓国製の塗料を使用するよう指示していたといいます。今回実刑を言い渡されたホン・チャンウォン被告は工事費約6億3000万ウォン(約5800万円)を横領したうえ2012年9月〜13年3月にかけ「色がうまく発現されない」などの理由で天然顔料の10%程度の費用で済む化学顔料とこれに水を混ぜたものを使用した結果、塗装からわずか3ヶ月でひび割れが発生しました。

記事によるとソウル高裁は「崇礼門の火災(2008年の放火により木造部分の多くを焼失した)で傷ついた国民のプライドと失墜した民族の精気を取り戻し、伝統の脈をつなぐ象徴的な意味として、専門家と文化財庁が伝統の技法と道具を使用することにしたにもかかわらず、被告人は化学顔料を使用した。これは国民を裏切る背任行為であり、その罪は決して軽くない」などと個人的な感情とも思える判決理由を述べているそうです。

▼伝統の技法と道具を使用し描かれた崇礼門の天井画(左が復元前、右が復元後)
崇礼門の天井画

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