スターライナー

ボーイングが開発した有人宇宙船CST-100 スターライナーについて当初2017年12月までに人を載せた初飛行を行うと発表していたものの、これを2018年以降に延期する発表を行っているそうです。

アメリカではNASAが深宇宙を中心に運用を目指すロッキード・マーティン製の宇宙船『オリオン』の他に、主に低軌道への人員輸送用としてスペースXの宇宙船『ドラゴン』とボーイングのCST-100『スターライナー』の3つが開発されています。

Первый пилотируемый полет Boeing Starliner перенесен на 2018 год

ドラゴンとスターライナーはいずれもNASAと正式契約しており今後数年間は国際宇宙ステーションを中心に人員輸送が割り振られることになるのですが、ボーイングが開発しているスターライナーについて有人打ち上げ試験を2018年以降に変更したと報じられています。延期された理由については明らかにされていません。

記事によると今年3月の発表としてスターライナーを使用した無人による初飛行は今年6月に行うとしており、国際宇宙ステーションへの初の有人ミッションを2017年10月に予定していたとのことです。



2015年の段階でNASAはドラゴン、もしくはスラーライナーで打ち上げる初の宇宙飛行士を発表しておりミッションは2017年に実施するとしていました。NASAはどちらの宇宙船で打ち上げるのかは発表しておらずスペースXのドラゴンが今のところ延期の話が入っていないことから、スペースシャトル引退以降途絶えていたアメリカの有人宇宙船打ち上げはスペースXが行う可能性が高くなりました。