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太陽光で油田採掘を行うという一般人からするとイマイチよく分からない油田掘削施設が4年後に稼働するそうです。いったいどのような採掘方法になるのでしょうか。

BusinessNewslineによるとオーマン石油開発公社は一般的な石油採掘方法では困難だった高粘度の原油採掘として太陽光を利用し効率的に行う方法で世界最大級の太陽光石油油田施設「Miraah」の建設を始めたと発表しています。

PDO and GlassPoint to build one of the world's largest solar plants
オーマン石油開発公社、世界初となる太陽光石油油田の開発に着手 - BusinessNewsline

実は石油にも様々な種類があるらしく、場合によっては採掘が非常に困難な高粘度の原油油田があるそうです。これ以外にも油田では映画等でありそうな挿したら原油が吹き出すという一次回収で回収が終わった後、水や天然ガスを送り込み吸い上げる二次回収が行われているそうです。
そして二次回収でも回収しきれない原油をさらに回収するため三次回収が行われるのですが、実はこの時採掘される原油は高粘度となっており、高温の水蒸気で温め流動化させたのち回収する『水蒸気攻法』といった採掘方法が行われていたそうです。

この場合使用される水蒸気は化石燃料を燃焼させ作っていた考えられるのですが、オーマン石油開発公社この水蒸気を太陽光、つまり太陽熱から直接作る方法となります。用いられるのは太陽熱発電所で使用されているようなトラフ式となっており、巨大な局面鏡の焦点にボイラー管を置き水を流すことで大量の蒸気を発生させます。



オーマン石油開発公社によると曲面鏡は砂や埃が付着し効率が落ちることを防止するためビニールハウスのような施設を別に作りその中に配置するとのことです。気になる規模なのですが施設はサッカー場360個分の広さになるとしてり出力は1,021メガワット、トラフ式太陽熱発電所と比較しても世界最大級としています。また1日あたり生産される水蒸気量は6,000トンを想定しています。

3次回収では天然ガスを用いて行う方法もあったのですが同社によると水蒸気そして太陽熱という再生可能エネルギーを使用することで燃料の削減や、本来使用されるはずだった資源としての利用方法に回されることになるとしてます。

▼太陽光石油油田施設「Miraah」で使用される曲面鏡
Miraahの曲面鏡
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