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中国で先日、幼稚園などに流通している牛乳を飲んだ園児やら鼻血、腹痛、めまいを訴える出来事があったとしています。当局は製造元に対し罰金を科す判断を示しているとのことなのですが今のところ原因は不明としています。

2016年5月24日、新京報によると、広西チワン族自治区柳州市の工場で違法に製造された牛乳が幼稚園などに流通し、飲んだ園児らに鼻血や腹痛などの症状が出たとされる事件で、同市の食品薬品監督管理局が問題の企業に31万元(約520万円)余りの罰金を科す見通しであることが分かった。

Record China
事件があった地元の食品薬品監督管理局の発表として今回の出来事は「いわゆる“毒牛乳”などではない」などとしており、製品を出荷していた紅日乳牛(红日奶牛)が期限が切れた生産許可証で牛乳を生産し、製造日を改ざんするなどの違法行為を行ったことで発生した事故としているそうです。

当局は「園児らの検査を行っているものの目立った症状はなく、疾病管理部門にも被害を訴える情報はない」と説明してます。しかし、保護者らによると病院で検査を受けさせたところ胃腸の乱れやリンパ節炎が見られたとしており食品薬品監督管理局の発表と食い違いが発生しているとのことです。

胃腸の乱れやリンパ節炎が牛乳を飲んだことによる症状なのかは不明なのですが仮に今回問題が指摘されている賞味期限切れの牛乳を飲んだだけで鼻血を出すような症状が見られるのかは疑問が残るところです。

▼今月24日、柳州市関連部門が行った記者会見
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中国新華社通信によるとある幼稚園では36人の子供のうち22人が腹痛、嘔吐、鼻血、下痢、発熱の症状を訴えているとしています。食品薬品監督管理局が行った品質検査ではヒ素や銅、鉛など13のチェック項目のうちタンパク質の量に問題があったという以外は有害物質や違法な添加物は検出されませんでした。食中毒の原因となる大腸菌に関しても6つの試験項目で検査されたもののいずれも基準値以下となっており品質に問題はなかったと発表しています。(参考)
紅日乳牛の製品については牛乳だけではなく、ヨーグルやヨーグルト飲料が複数の幼稚園に配られておりこれを口にした可能性がある9,000人以上の児童を対象に調査しているとしています。


中国における牛乳については過去に牛乳のたんぱく質の含有量を実際より多く見せかける目的でメラミンを混入していた事件が明らかになっています。混入に至った理由は牛乳の出荷量をかさ上げする水を混ぜて薄まった成分を高くする必要があるため有害なメラミンを意図的に混入していました。
他には牛乳の中に革の廃棄物を含んだ「革牛乳」というものも報告されており、これは古い皮革製品や動物の体毛を溶かしメラミンと同じようにたんぱく質の含有量を多く見せかける目的で混入していました。革牛乳に関しては革製品に含まれる毒性の強い六価クロムも含まれており、これを長期間飲むと場合によっては中毒症状を示し死亡する可能性があるとされています。

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