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普段見れるテレビ番組を増やすためにケーブルテレビや衛星テレビを別途契約されている方も多いと思いますが、ここ最近アメリカではケーブルテレビ離れが猛烈な勢いで進んでおり歯止めがかからない状態に陥っていると報じられています。

消費者の視聴行動や購買行動に関する市場調査しているアメリカのニールセン社の資料として、スポーツチャンネルでお馴染みの米ケーブル大手ESPNでは今年2月から5月における解約者が150万人という数値になったとしています。

ESPN: 2~5月の4カ月間で150万人の契約者を喪失・ケーブルTV離れに拍車 - BusinessNewsline

ESPNにおける解約者数に関しては今に始まったものではなく2013年から2015年末までに700万人減ったと報じられており、今回の発表と比較すると解約の流れは加速していると判断してよさそうです。

一体アメリカでなにがあったのか。記事によると視聴者の見る方法が変わりつつあるとしており、ケーブルTVの解約者は映画、ドラマ、バラエティー番組等をストリーミング配信している『Neflix』『Hulu』に乗り換えるているとしており、アメリカではこの乗り換えを「Cord Cutting(コード・カッティング)」などと例えているそうです。

ストリーミングサービスについては月額千円程度支払えばパソコンは当然としてテレビではプレイステーションといった固定ゲーム機の他、Amazon Fire TVといったHDMI接続できる端末で、モバイル機器ではスマートフォンやタブレットで閲覧することができ従来のケーブルTVとは明らかに視聴形態が異なっています。

日本のケーブル業界についてはあまり報じられていませんが日本でもストリーミング配信サービスが始まっておりケーブルテレビからストリーミング配信に変更したというコード・カッティングの流れは既に始まっているものと考えられます。