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1922年、王家の谷からツタンカーメンとともに発見された34.2cmの短剣について、実は非常に珍しい鉄隕石から作られてたことが明らかになったと報じられています。

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国内外の複数メディアによると、イタリアのミラノ工科大学を中心とする研究チームはツタンカーメンの墓から見つかった鉄製の短剣についてを綿密に組成解析を行った結果、鉄隕石に特有の10%のニッケルと、0.6%のコバルトが含まれていることが判ったとしています。
 
ツタンカーメンの墓から見つかった鉄製のナイフ、組成解析結果から隕鉄によるものと判明 - BusinessNewsline

ツタンカーメンが生きていた時代、紀元前1300年頃(今から3300年以上前)はそもそも鉄の精錬技術を発明前の時代でした。人類が鉄の精錬技術を発明した紀元前800年以降とされているものの精錬技術が低く到底使えるものではなかったとされ、ツタンカーメンの短刀レベルの純度の鉄を作るにはもっと後の時代とされています。そのためこの時期の鉄製品は極めて少なく長らくこのナイフはどのように作られていたのはかはっきりとしておらず様々な説があったといいます。

▼ツタンカーメンの副葬品(隕石から作られた刃)
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当時の文献によると『鉄は天から降ってきた』という記述があったことから説の一つとして『隕石説』があったとのことです。そして2010年に入ると考古学者らがエジプトのカミル・クレーターを発見。この記述が確かに合っていたことがわかったそうです。その後、ようやく短刀の成分分析を実施することができ今回の発見につながったとしています。

短刀は鉄隕石から作られた刃がつけられ鞘と持ち手の部分が金で作られていたことから、当時鉄は金よりも価値があり貴重なものだったと考えられているそうです。

鉄隕石

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隕石には大きく分けて鉄隕石・石鉄隕石・石質隕石があります。これまで隕石は22,500個あまり確認されているもののその大半が石鉄隕石・石質隕石で鉄隕石は116個程度しか確認されていません。
鉄隕石はニッケル含有比に応じて大きくヘキサヘドライト、オクタヘドライト、アタキサイトにわけられ、ツタンカーメンの短刀のニッケル10%というものはオクタヘドライトに分類されると考えられます。

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