image3

2年前に姿を消し一部の残骸以外確認されていないマレーシア航空370便墜落事故。意図的に姿を消すよう仕向けるなど不気味な墜落事故となったのですが、当局が押収した機長宅のフライトシミュレーターデータを復元した結果、PC上でほぼ同じような経路を飛行していたことが明らかになったとしています。

New York誌によると、2014年3月8日マレーシアから中国・北京に向かい飛び立ったマレーシア航空370便が姿を消し墜落した事故に関して、大量殺人自殺だった可能性が浮上してきたと報じられています。

マレーシア航空370便消息不明事故、機長宅に残されていたフライトシミュレーターのデータが消息不明後の飛行ルートと一致 - BusinessNewsline
MH370 Pilot Flew Suicide Route on Home Simulator -- NYMag

記事によると、マレーシア当局が事故直後に行った機長宅への家宅捜査の際、押収したパソコンにはマイクロソフト社のフライトシミュレーター(Microsoft Flight Simulator X)がインストールされていました。その後このデータはFBIにより解析され“消された6つのデータ”からは墜落した旅客機が飛行したであろう飛行経路とほぼ同じ飛行をシミュレーター上で行った痕跡があったとのことです。
またシミュレーターによる飛行は事故をおこす直前に行っていたことも明らかになり、PC上の履歴は意図的に削除されていたということから機長が乗員乗客全員を道ずれにした大量殺人自殺(mass murder-suicide)の可能性が高まったとしています。

▼赤線はマレーシア航空370便の推定飛行経路。黄色がシミュレーターの飛行経路
image2

▼ボーイング777のE/Eベイ


ただ、New York誌によるともう一つの謎とされている自機の位置等を空港に送信する『ACARS(エーカーズ)』及び『トランスポンダ』の2つが時間あけて切られたことに関しては触れられていません。マレーシア航空370便と同じボーイング777型機の場合、トランスポンダを切るには機内の『E/Eベイ』という空間に自ら足を運ぶ必要があり、これを切る行為についても上級整備士か航空管制システム整備の専門教育を受ける必要があるとしています。マレーシア当局によると乗員の中に知識があった者はいなかったと発表しています。

いずれにしてもこの2つに関しては意図的に切られていたことは間違いなく、その後一切の交信を行わなかったことを考えると少なくとも意図的に墜落させたさせたことで間違いないと考えられます。