VSSユニティー

世界初の民間企業による宇宙旅行を目指すヴァージン・ギャラクティックは、スペースシップ2というスペースプレーン「VSS Unity」に関してアメリカ連邦航空局から正式に飛行許可が降りたと報じられています。

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Virgin Galacticは1日、FAAから同社が建造を続けてきた有人宇宙船「SpaceShipTwo」の2号機(VSS Unity)の飛行許可を受けたことを発表した。今回、FAAから降りた飛行許可は、カリフォルニア州のMojave Air and Space Portでの向こう2年間のロケットエンジンを使用したパワードフライトを含む試験飛行用の飛行許可となる。

Technobahn
民間宇宙旅行を目指す企業はアメリカを中心にいくつか存在するのですが、草分けとして知られているのはヴァージン・ギャラクティックです。同社は母機ホワイトナイトツーから分離するという空中発射する形でスペースプレーン、スペースシップツーを打ち上げ短時間の宇宙旅行を目指しています。

今回FAAより飛行許可が降りたのは乗客が乗り込むことができるスペースシップツー2号機『VSS ユニティ』です。1号機『VSS エンタープライズ』に関しては2014年10月末に発生した副操縦士1名が死亡する墜落事故で既に失われており、当時建造中であった2号機を急ピッチで進め今年2月中旬に完成していました。

▼スペースシップ2 1号機による試験飛行

急がれる宇宙到達

ヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行に関しては母機ホワイトナイトツーとスペースシップツーにより実施されます。しかし墜落した1号機に関しては動力飛行が行われる程度で到達した最高高度も22km(2014年)。つまり同機システムを使用した宇宙への試験フライトはまだ1度も行われていません。

肝心となる動力にも不安を抱えており記事によると搭載されているハイブリッドエンジン(固体燃料と液体の酸化燃料を燃焼させるエンジン)について、当初予定されていた機体よりも大型化し重量が増しているためエンジンを増強させる必要があるものの原理的に難しいとされており地上100kmの宇宙に到達することは難しいとも言われているそうです。

一方、同じく民間宇宙ベンチャー『ブルーオリジン』は宇宙旅行計画を順調に進めており既に宇宙船「ニューシェパード」が宇宙に達している他、ロケット本体の再利用という目標も達成しています。(参考)
ブルーオリジンは2018年にも民間初の宇宙旅行を目標にしているのですが、ヴァージン・ギャラクティックに関しては具体的な目処は発表されておらず、2号機の初飛行を2016年8月、2017年にエンジン出力を100%にした試験を行うとする計画に留まっています。
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