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ここ最近、資金調達の手段としてインターネットや一般人を利用したクラウドファンディングが注目され様々なモノが商品化されています。しかし、集めたお金を私的流用するケースが目立っており最近、ランボルギーニのレンタルしていたなどし倒産した会社も現れていると報じられています。

BusinessNewslineによると、世界最大級のクラウドファンディングサイト『Indiegogo』にてオートバイ用ヘルメット『AR-1』を開発していたSkully社が倒産するという出来事があったと報じられています。

Indiegogoで250万ドルの資金を調達した経営者、資金の私的流用で会社を倒産 - BusinessNewsline

AR-1はヘルメットに内蔵されたカメラと小さいディスプレイにより前を向いたまま後方も確認できるという点、GPSを搭載しておりディスプレイ上にナビゲーションを表示することができるなど、スマホ対応型の次世代型ヘルメットだと主張しており登場以来、目標金額を大幅に超える約10倍(約2億5000万円)の出資金が集まり注目されていました。



このヘルメットは2014年8月からIndiegogoで出資を募集し、最近では2016年7月末には商品出荷するなどと嘘の説明していたといいます。その一方、Skully社の経営者Marcus WellerとMitch Weller兄弟が集まった資金を私的流用していたと報道があり、ラスベガスに旅行したりランボルギーニをレンタルするなどに遊びに使っていたとしています。

基本的にクラウドファンディングサイト側は集められた出資金は製品開発が失敗した場合であっても出資者に返金されることはありません。それを逆手に取りアメリカでは2012年にクラウドファンディング詐欺が初めて確認されてます。また、最近ではSkully社のように私的流用するケースも目立っている状態です。