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中国一の富豪と言われる王健林氏率いる大連万達グループにより開園したテーマパークについて『打倒ディズニーランド』を掲げていたもの今年7月末に閉園していたことが明らかになりました。

湖北省武漢市。延べ床面積は10万平方メートルという敷地に『世界初、室内型の映画テーマパーク』として大連万達グループが開園させたのは武漢万達電影楽園です。実はこのテーマパーク、現在は営業しておらず先月末より『施設の改造に伴う一時閉鎖』などと説明しているものの事実上の閉園ではないかと報じられています。

打倒ディズニー掲げる中国国産テーマパーク、たった1年半でひ... - Record China

中国紙によると、同テーマパークは2014年12月に総工費38億元(約584億円)を投じ開園しました。当時グループの会長王健林氏は「ディズニーランドは中国に進出するべきではなかった。ミッキーマウスとドナルドダックで客を集める手法はもう過去のものだ」、「上海ディズニーランドは開園後10~20年は赤字が続くだろう」などと口にしていたといます。
それから2年も経たない現在、武漢万達電影楽園はどうなってしまったのか。実は、オープン当初から目標とする入園者数800~1000人を大きく下回る200人前後しかいなかったと従業員が話しているそうです。

『1000人』という目標値に関してはディズニーランドの1つのアトラクション程度と考えられるのですが、それにも関わらず王氏の強気の発言はいったいどこから来ていたのか、ディズニーランドをそこら辺の街や村にあるようなテーマパークと勘違いしたでしょうか。

ちなみに、武漢万達電影楽園のキャラクターに関して、ウォルト・ディズニーの知的財産権侵害していると指摘されるなど中国らしいいつもの展開になっていたと報じられています。

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