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海外メディアによると、天才発明家で知られるロニー・ジョンソン氏を中心とする研究チームは新たな充電池としてセラミック半導体電池の実用化タイプの開発に成功したと報じられています。

空気の圧力で遠くまで飛ばすことができる水鉄砲で遊んだことはないでしょうか。この世界初の加圧式水鉄砲を発明し特許を取得しているのはロニー・ジョンソン氏なのですが、実は今回『セラミック半導体電池』の開発に成功したとして再び注目を集めています。

世界的なヒット玩具「スーパーソーカー」の発明者、セラミック半導体電池の実用化に成功・性能はリチウムイオン電池の3倍 - BusinessNewsline

記事によるとセラミック半導体電池の実用化に成功したのはロニー・ジョンソン博士が設立したJohnson Battery Technologies社の研究開発チームで複数台のプロトタイプを開発し続け1100~1200Wh/Lという出力のあるセラミック半導体電池を製造することに成功したとしています。

現在充電池といえば様々なモバイル端末に導入されているリチウムイオン電池があるのですが、同じもの(同じ容積?)で実装した場合、リチウムイオン電池は500~600Wh/L程度の出力になるとしており2倍程度の出力を期待できるとしています。
またリチウムイオン電池が不得意とする高温でも使用できる特徴を示しており摂氏120度の環境でも問題なく電力を出力することができるとしています。同研究所によると今後セラミック半導体電池の商用化を目指し研究を進めていくとしています。

▼ロニー・ジョンソン氏
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ロニー・ジョンソン氏は私達が想像する発明家像とは異なりこれまでNASAジェット推進研究所では木星探査機ガリレオや土星探査機カッシーニプロジェクトに参加していた他、米戦略空軍ではステルス技術のプログラム開発に携わっていたという経歴のある人物となっています。

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