image_6

梅雨期の悩みの種と言えば乾きにくい洗濯物です。そんなときに活躍するのが衣類乾燥機なのですが実はこの分野でも研究が進められており、消費電力を7割も抑えたものが市販される可能性があるとのことです。

アメリカのエネルギー省が管轄するのオークリッジ国立研究所は次世代の衣類乾燥機として従来のように温風を使うものではなく超音波を用いて乾燥させるという新方式の衣類乾燥機の開発に成功したと発表しています。

オークリッジ国立研、超音波を利用した洗濯物乾燥機を新開発・温風方式に比べて70%の省エネ化を達成 - BusinessNewsline

記事によると、超音波式衣類乾燥機の超音波は圧電トランスデューサという一般的な装置を使用しています。発生した超音波により衣類から湿気が剥がれ、温風を軽く当てることで湿度を下げる効率よく乾燥させることができるとのことです。

仕組みはよくわからないのですが研究所によると、従来のガスや電気を使用した乾燥機に比べ最大70%の省エネを達成することができる他、同程度の乾燥にかかる時間も50分から20分あまりに短縮することができるとしており乾燥機としては革命的な装置に仕上がっているといいます。

アメリカでは8割の家庭で衣類乾燥機が導入されているのですが衣類乾燥機は多くのエネルギーを消費していることが明らかになっており家庭における4%の消費電力がこの乾燥機になっているとのことです。

研究所によると今後GEでゼネラル・エレクトリックと共同で市販モデルの研究に取り組んでおり将来的に商品化することを予定しています。